その腕の痺れ、頭痛。ストレートネックかもしれません。

その腕の痺れ、頭痛。ストレートネックかもしれません。

肩首が凝ってくると、腕がしびれる、または頭痛がしてきませんか?

 

 

 

 

 

 

 

    正常な頸椎のカーブ               ストレートネック

ストレートネック(ストレートネック症候群)は、頚椎の自然なカーブ(前弯)が失われ、真っ直ぐになってしまう状態を指します。通常、頚椎は軽く前方にカーブしているのが正常ですが、このカーブが消失すると首や肩に負担がかかり、さまざまな症状を引き起こすことがあります。

ストレートネックの主な症状(症状は個人によって異なります)

  1. 首の痛み:首の痛みや不快感が続きます
  2. 肩こり:肩や肩甲骨周りの筋肉が硬くなり、痛みを伴うことがあります。
  3. 腕や手のしびれ:頸椎の神経根が圧迫され、腕や手にしびれや感覚異常が生じることがあります。
  4. 筋力低下:腕や手の筋肉の力が弱くなり、物を持ち上げたり操作するのが難しくなることがあります。
  5. 頭痛:特に後頭部、頭の付け根(後頭下部)に痛みが生じることがあります。
  6. めまい:首を動かすとめまいやふらつきを感じることがあります。

原因

  1. 姿勢の悪さ:長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、前かがみの姿勢や首を前に突き出した姿勢が続くと、頚椎に負担がかかりやすくなります。悪い姿勢で座ったり立ったりすることが習慣化すると、頚椎のカーブが失われることがあります。
  2. 運動不足:適度な運動が不足すると、首周りの筋肉が弱くなり、頚椎の自然なカーブを維持するのが難しくなります。
  3. 慢性的なストレスや緊張:精神的ストレスが長期間続くと、首や肩の筋肉が緊張し、姿勢が悪化することがあります。
  4. 睡眠姿勢の悪さ:硬すぎる枕や高すぎる枕を使用することで、頚椎の自然なカーブが損なわれることがあります
  5. 持続的な重い荷物の運搬:重いバッグを同じ側の肩にかけ続けるなど、不均衡な負担がかかると、首に影響を与えることがあります。
  6. 年齢による椎間板の変性:年齢とともに椎間板が劣化し、頚椎のカーブが変わることがあります。

特に1~3番が来院されている方に多い原因となります。6番の場合は、頸椎狭窄症や頸椎ヘルニア、頚椎症などの病名になることもあります。


ストレートネックの予防と対策

  1. 正しい姿勢の維持デスクワークやスマートフォン使用時には、目線の高さに上げてみるようにしてください。
  2. 適度な運動:首が前にいってしまう方は、長時間の座位による体幹の筋肉の弱化により猫背になっています。体幹を使うピラティス、ウォーキングなどすると良いでしょう。
  3. 自分に合った枕:枕が合わないと思ったら無理に使わず、バスタオルを重ねて高さを調整するなどして枕にしてみてください。マットレスは腰の沈まない柔らかすぎないものを。
  4. 定期的な休憩:長時間同じ姿勢を続けないように、定期的に椅子から立ち上がり、歩いてみてください。猫背や前に出た首のリセットになります。

     具体的なエクササイズ

    猫背を変えていくキャットエクササイズというものがあります。   

体操の方法

1.ネコのように四つん這いになり、両手・両足を肩幅に開きます。
2.おなかを持ち上げて腰を丸めます。(A) → 5秒間
3.おなかを落として腰を反ります。(B) → 5秒間
4. 2と3を繰り返します。

ストレートネックの改善方法は、猫背の改善です。キャットエクササイズでまず背骨全体の丸みをとることによって、首の筋肉の負担を減らすことができます。

キャットエクササイズぜひやってみてくださいね(^^)

 

腰のビフォーアフター