妊娠中、産後に恥骨周辺が痛む症状はありませんか?

- update更新日 : 2024年02月13日
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妊娠中、ご出産後に恥骨が痛む症状は、ありませんか?

  • 歩行時に痛む
  • 脚を広げると痛む
  • 仰向け寝や寝返りをする時に痛む
  • 立ち上がる時に痛む

その痛みは、骨盤の歪みからきているかもしれません。

恥骨痛が起きる動作としては、主に長時間の座位や立位、急激な体重の増加、そして特に運動や体を動かす際に起こりやすい突然の方向転換などが挙げられます。

恥骨痛の主な原因は?                           

ホルモン作用

妊娠中から産後1ヶ月は、「リラキシン」というホルモンの作用により、出産のとき赤ちゃんがスムーズに狭い骨盤を通れるように、まわりの筋肉やじん帯が緩みます。 また妊娠週数が進むと徐々に赤ちゃんも子宮が大きくなりますので、骨盤自体にかかる重みが増してきます。 そのため、骨盤の前側である恥骨に負担がかかり、痛みを感じるようになることがあります。

②妊娠中、産後の姿勢の変化

妊娠中は、お腹が徐々に前に大きくなっていくので、おなかを支えるように腰が反っていきます。腰が反ることにあわせて、骨盤は前傾し、股関節は内旋することにより、姿勢を保とうとします。恥骨が骨盤の下部に位置するようになることにより、恥骨に対して上半身の重みがかかるようになっていきます。また股関節が内旋することにより、恥骨周りの筋肉が収縮し硬くなり、恥骨に痛みを生じるようになることがあります。

また産後も妊娠中の骨格の変化や態勢のとりかたがクセになっています。さらに妊娠中に筋力が弱ってしまっているうえに、赤ちゃんに合わせて下にかがむことの多い日常動作が始まり、筋肉が過剰に疲労します。そうすると骨盤周囲や恥骨周囲の筋肉の緊張により、場合によって恥骨に痛みが出ることがあります。

改善方法は?                        


①ストレッチ

②筋肉トレーニング


①ストレッチ

ご自身でストレッチをしましょう。妊娠中は、あまり強いストレッチはしない方が良いかと思いますが、心地いい程度に筋肉を伸ばしていくと血流も良くなり筋肉が凝り固まるのを予防してくれます。産後1ヶ月を過ぎれば、通常通りのストレッチが可能です。

②筋トレ

筋トレというと、なんか辛そうと思うと思われますが、伸びてしまったおなかに筋肉、引っ張られて伸びたお尻の筋肉は、やはり鍛えないともとには戻りません。帝王切開の方は腹部の痛みが引いてからが望ましいかと思います。なかなか育児で疲労も溜まっていて、自分の時間を取るのも大変かと思いますが、やってみるとその後スッキリして身体が軽快になります。

最近では、youtubeでも様々な運動にかかわるプロの講師の方が動画を挙げています。それを見ながらストレッチ、筋トレをするとわかりやすく良いかもしれませんね。

それでも改善しない場合は?                     

骨盤矯正をしましょう。

猫背の姿勢が身についており背骨が硬くなっている可能性があります。また妊娠するとよりお腹がせり出し腰が反ることにより、骨盤周辺や恥骨に付着している筋肉はかなり引っ張られ緊張します。この筋肉の緊張が続くと凝り固まり、なかなか容易には骨盤が良い位置になりません。整体院などで骨盤の歪みをとると、恥骨にかかる負担が軽減し、痛みを和らげることができます。

ただし、別の病気の可能性もあります。歩行できないくらいの非常に強い痛みがある、発熱や腹痛などの症状を伴う、恥骨部や恥骨の周辺に腫瘤しゅりゅうを触れる、などの場合には、特に早めに病院を受診するようにしましょう。 


恥骨痛は、適切なケアや治療を行うことで、その痛みから解放され、元気に動けるようになります。カイロライン国分寺整体院にぜひお越しください。

健康な日々を取り戻しましょう。(^^)