産後の関節痛のぶり返しの原因とは

産後の関節痛のぶり返しの原因とは       

 産後1~6か月頃に腱鞘炎や膝の痛みなど関節の痛みを訴える方が多くいらっしゃっています。ところがそれも一度改善したものの、また痛みがぶり返しすることがあります。育児でしていること、家事も変わらないのに、またひどく痛みが出てしまったのは、なぜなのでしょうか。

原因                            

①生理の再開

 授乳をしている場合、母乳分泌を促すホルモンの影響で排卵が抑制されています。人によって生理の開始時期は様々ですが、生理があった頃のホルモンバランスに戻り始めたもののまだ不安定というのもあり、関節や腱が張れるということがあるようです。

②お子さんの体重増加とママの身体の負荷

 生後6ヵ月頃になると、お子さんによって8~10キロに近づくような体重になる子も多くなってきます。

 10キロってさつまいも1箱と同じって知っていましたか?もしくは米一袋と同じです。ずっと持ち続けるのは女性には重すぎます。でもお子さんだとそうは言っていられません。時に何度も抱き上げたり、抱っこ紐で立ちっぱなしなども日常茶飯事ですよね。

そうすると腰、手首、膝、首などなど体のあちこちに新生児の頃と違ってかなりの負荷がかかってきます。

抱っこ紐の使い方が少し違う

 外出も多くなってきたり、お子さんによって抱っこ紐で寝かせるなど、抱っこ紐の出番が多くなってくることもあるでしょう。間違った使い方をすると、反り腰になったり、首の骨に逆に負担がくるようになってしまいます。

 抱っこ紐のベルト部分を巻くときは、くびれているウエストではなく骨盤の骨の上に腰のベルトを乗せるように締める!これがとても大切になってきます。

ちなみに正しい抱っこ紐の付け方とは、

                                画像:エルゴベビーより

赤のラインは、骨盤の骨のラインになります。

ここに腰のベルトが少し乗っかるようにベルトを締めてください。

背中のベルトは高すぎず、肩甲骨の真ん中あたりにしましょう。

どうにも良くならない・・・、では対処方法は?                     

 あまりに強い痛みの場合は、一度整形外科を受診すると良いでしょう。画像などで診断し、原因を特定すると対処方法が変わることがあります。また状況によっては急性の炎症、手根管症候群、インピンジメント症候群など症状名がわかれば、経過もわかりやすくなります。

 急性期を過ぎ、痛み止めしか処方されなかった、安静にとしか言われなかったなど、整形外科での対処が難しい場合、ぜひカイロライン国分寺整体院にてご相談ください。

 痛みで緊張した患部周辺の筋肉を弛め、脊椎の歪みを改善するだけでもかなり痛みが軽減されたとおっしゃっていただけることが多いです(^^)

 少しでも痛みが軽減すると生活の質が向上し、気持ちも明るく過ごせますよね。お子さんもいると、我慢をした状態ですとささいなことでもイライラしたり、しんどく思うものです。私も2人の育児をしていて、ママが笑顔でいると家庭が良くまわり、みな笑顔になるなーと感じます。ママは家庭の太陽です。ぜひぜひ無理なくカイロライン国分寺整体院にご相談ください(^^)