50代、60代の女性の方の手首の痛み・しびれ

- update更新日 : 2024年04月23日
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 50代、60代の女性の方の手首に痛み・しびれ


カイロライン国分寺のスタッフ茂手木です。季節も暖かくなってきましたね(^^)突然ですが、特に50代、60代の女性の方で手首が痛い・しびれる方のご相談をこの頃多いので、今日は少し手首の痛みについて話していきます。

手首にこんな症状ありませんか?

  • 何かを持ち上げる時に、手首に痛みがはしる
  • 朝起きて手首が痛い
  • 床から立ち上がるときに手をつくと痛みが走る
  • 手首、指が動かしにくい、力が入らない

年齢問わず、手首に痛みを引き起こす病名は、手根管症候群、ばね指、ドケルバン病、ブシャール結節、肘管症候群などがそれにあたります。指だけでなく全身の関節の痛みがある場合は、関節リウマチも疑われます。手全体にしびれでは、頸椎ヘルニア、胸部出口症候群などの可能性も。

痛みが続き、整形外科で検査をし「〇〇〇」と病名をつけられたけど、湿布と痛み止めもらって診療が終わってしまった。でも痛みがひいてこない。どうしたらいいでしょうか?というご質問を承ります。

原因は?                        

特に50代、60代の女性の方ですと、女性のホルモンである、エストロゲンの急激な減少により、本来ホルモンの作用により関節周囲や腱、腱鞘など、周囲に存在する滑膜の腫れを抑えられていたのが、抑えられなくなり、関節周囲は腫れ、痛みなどの症状を感じるようになってしまうと言われています。

ほおっておくとどうなる?                

歳だから、、、老化は避けられないし、、、どうしようもない、、、

けれど、放置しておくと、第一関節の変形、第二関節の変形に発展してしまうことも多いので注意が必要です。

へバーデン結節(第一結節の変形)

今の時代ですと、50代、60代は若い世代です。お薬や手術方法などどんどん良くなってきますが、膝もそうですが、関節は変形するともとに戻せません。その痛みからまだまだお若いのに、〇〇が痛みから〇〇はできない、諦めないといけない、そんな思いになってしまっては、楽しめることが楽しめなくなってしまいますね。

痛みがあっての生活は、想像以上に気分も暗くなり、生活の質も落ちてしまいます。

改善するには?                   

1.湿布、痛み止め薬の服用、ステロイド注射

痛みが強い場合には、炎症が生じている腱鞘の中に「ステロイド薬」を直接注射します。2~3週間で症状が改善し、3ヵ月から半年にかけて症状が軽減するようです。

2.アイシング

痛みが強い場合、炎症が起きている可能性もあります。炎症が起きているときは、患部はアイシングが効果的です。湿布や強い痛みの時にアイシングすることで痛みが和らぎやすいです。

3.手術

症状が重い場合は、肥大化した腱鞘を切開する手術となります。

予防方法は?                    

手首の痛みがひどくなり、さらに指の関節の変形してしまうということがないよう、下記のようなメンテナンスが必要になってきます。

1.女性ホルモン補充療法やエクオールサプリメントの摂取

整形外科、外科などによっては、女性ホルモンの補充療法を行っており、また市販でもエクオールとは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするとされる成分を含む、サプリメントも販売されています。でもこれには科学的根拠が示されていない点は注意が必要です。また、手指の痛みやこわばりなどの症状を抑えたり、関節の変形を予防することができますが、関節の変形が進んでしまった人には効果が少ないことがわかっています。

2.腕や首、肩の筋肉をほぐすこと

腕全体または肩首の筋肉の硬直により腱鞘炎になっていることも多い為、周りの筋肉をほぐすことで改善しやすくなります。手だけではなく、肩首、背中などかなり凝って硬直していることがあります。しっかりほぐしてあげることで手首の痛みを引き起こしにくくなります。

※ただし、痛みがかなり強い、なかなか痛みがひかない場合は、様々な病気の可能性も否定できませんので、まず最初に整形外科を受診してくださいね。


腱鞘炎は、日々何かしらの作業する手に問題が起きるため、痛みがとても辛いですよね。これ以上悪化しないように筋肉や関節を柔らかくしていきましょう!

カイロライン国分寺整体院では、患部だけにとらわれず、身体全体からその場所に痛みを引き起こしている根本の問題を見つけ、改善へと導いています。お力になります。ぜひご相談ください。